フェムボーイの不思議な世界！
今回は、フェムボーイ文化の世界を掘り下げていきます。
スカート、きれいなドレスなど、女性らしさを表すアイテムをまずは見ていきましょう！
インターネット上では、そういったアイテムが着用者の性別を制限したことがないという事実が明らかになっています。
フェムボーイのコミュニティは、最近はますます受け入れられるようになり、インターネットで紹介されることも増えてきました。
フェムボーイの世界、そしてジェンダーに関するユニークな歴史と議論をご紹介しますね！
フェムボーイとは？
フェムボーイとは、多くの女性的な特徴、癖、スタイルを用いながら、自分を男性として認識している男性を指します。
フェムボーイといっても、一日中スカートをはいている男から、化粧をしてサッカーをしながらドレスを着ている男の子までさまざまです。
彼らはとても女の子らしく振る舞っているかもしれませんが、それでも、性別としては男性なのです。
他の多くのアイデンティティやライフスタイルの表現と同様、それはあくまでも「フェムボーイ」とは自称であり、何か明確なルールがあるわけではありません。一般的には、外見的な女性らしさを示す男の子をフェムボーイと読んでいます。
フェムボーイとLGBTQ+
フェムボーイは、LGBTQ2+のコミュニティとしばしば関連付けられますが、全体としては、独自の、それでいて誰にとっても有効なアイデンティティとも言えます。
フェムボーイの中には、同性愛者やトランスジェンダーもいますが、どちらもフェムボーイであることと同義ではないのです。
ジェンダーの不適合は、LGBTQ+コミュニティのメンバーや、フェムボーイなどのグループメンバーには共通するテーマと言えます。
したがって、この2つのグループが直接重なることはありませんが、人が自分を表現するのに決まったルールはないという考えから、リンクしていると捉えることができるのです。
男性の女性性の歴史
特に古代エジプトやギリシャの時代、そして1700年代から1800年代のフランスやヨーロッパでは、男性は、ハイヒール、化粧、かつらなど、一般的に女性に関連するアイテムを身につけることが多かったのです。
femboyとは、female（女性）とboy（少年）の合成語です。
フェムボーイという言葉は1990年代から使われ始めました。もともとは、女々しい男性にレッテルを貼るための蔑称として使われ、sissyやwimpといった言葉と結びつけられました。
この時期には、女性的な特徴を頻繁に見せることを考慮して、ゲイ・コミュニティにも適用され、より広い意味で使われるようになりました。
当時、トランス女性やクロスドレッサーによく使われた言葉ですが、これはトランス女性やクロスドレッサーにとっては正確な呼称とはいえません。これは当時のLGBTQ+に対して、否定的な見方が強かったことを示していると言えます。
フェムボーイ・インターネット文化
この言葉が広まったのと同じ頃、インターネットが息を吹き返し始めていました。
2000年代から2010年代にかけて、4chanやredditではフェムボーイを中心としたコミュニティが形成され始め、Pornhubではこのトピックがカテゴリーを持つようになりました。
Redditや他のサイトも、この頃から独自のコミュニティを作り始めたのです。そのようなコミュニティの一つであるr/feminineboysは、フェムボーイたちが交流し、自分たちをアピールするための安全な場所だったのです。
フェムボーイという言葉は、「ボーイ」の部分が持つソフトな意味合いから、LGBTQコミュニティでよく使われるようになった。
最近では、Tiktokというプラットフォームがフェムボーイカルチャーを見せるための独自の世界を作り上げ、ハッシュタグ#femboyfridayや2020年のフェムボーイフーターズのトレンドによって、フェムボーイはジェンダーの主役となることができました。
猫の特徴を取り入れたキャットボーイ・フェムボーイ、シッシー・フェムボーイ、華やかなスタイルが特徴のbimboフェムボーイなど、フェムボーイの色々なグループがプラットフォーム上に存在しています。誰でもそのグループに参加して、自分探しをすることができるのです。
あなたはフェムボーイ？
さて、自分自身の内側に目を向けて、自分がフェムボーイの世界に当てはまるかどうかを知りたければ、次のような質問を自分に投げかけてみましょう。
1.私は女性的だと思われる特徴や癖を見せる傾向があるのでしょうか？
2.男として見られ、男として見せられることに心地よさを感じるのでしょうか？
3.男性として見られること、男性として呼ばれることは、そう納得できるのでしょうか？
4.あなたがやっていることは、男性の固定観念を打ち破り、自分自身を表現していると感じますか？
自分を男の子として認識し、伝統的に女性的と認識されている特徴を、女性性の延長として見るのではなく、自分自身のアイデンティティと関連付ける場合、あなたはおそらくフェムボーイでしょう。
しかし、この単純化には注意が必要で、これを決定的な指標と考えるべきではありません。
最終的には、フェムボーイという言葉が自分を正確に表しているのか、それともシッシー、トランスジェンダー、ノンバイナリー、クロスドレッサーと名乗る方が自分の自己認識と合っているのか、考えてみてくださいね。
自分を受け入れる
全体として、自分が誰であるかは、最終的には自分自身が決めることです。大切なことは、自分がフェムボーイであることを自覚することにあります。
そして、自分自身をサポートしてくれるグループや人を見つけましょう。地元でもオンラインでも、あなたのような人のために特別に作られたコミュニティが数多く見つかるでしょう。
結局、人生の大半は自分探しの旅なんです。自分に合う言葉を見つけようと焦ったり、急いだりする必要はありません。
自分を表現する
もし自分がフェムボーイだと決めたら、自分のスタイルを見つける努力をしましょう！いろいろなスタイルやテーマを試してみてください。
女友達を何人か呼んで、イメチェンのコツを教えてもらうのも良いですね。もしくは、自分のスカートやレギンスを買ってきてくださいね。
インターネットにも多くの情報源があります。
TiktokやRoyanerなどの情報源からヒントを見つけましょう！
自分に似合うものを見つける冒険は、決して100％決まったものではありません。何を選ぼうと、あなたは自分の本質を見つける道を歩んでいるのです！
フェムボーイの世界には無限の可能性がある。
かわいい服を見つける場所！
もし、フェムボーイに優しい、しっかりとした作りの服を探すなら、Attitude ClothingやSissy-Boyなど、お勧めの場所はいくつもあります。
身近な人と親密で遊び心のある関係になりたいなら、フェムボーイの自分を表現するランジェリーを手に入れることも、お勧めです！
Royaner、Menagerie Intimates、Johnnie's Closetなどのサイトは、あなただけの特別な服を見つけるための、素晴らしいお店になるでしょう。
全身を包み込むような着こなしから、グラマラスなボディをアピールするフィッシュネット・ボクサーまで、たくさんのアイテムが揃っています。
最高の自分になる！
最も重要で、フェムボーイになるための最大のポイントは、自分らしくいることです！
自分が知っている自分であること、そして世界にとらわれないこと。
誰の旅も自分探しの旅であり、その中に短いスカートやハイヒールが含まれるなら、それを手に入れてくださいね。
私たちは皆、自分自身を発見するためにこの世界にいます。
自分自身を表現するとは、フェムボーイも含め、誰にとっても美しく、不思議なことなのです。
